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気象衛星NOAAの受信(ドップラー周波数偏移自動制御) [衛星通信]

台風シーズンになると、出番となります、数年前、ふと思いついてこの設備を整えました、だいぶ古く(小生同様)なったPCを受信設備として再利用する案です、一通りの仕様は下記のようになっています(ネット検索から情報を収集)

●受信機
WindowsXP SP3 (CPU:Pentium4 3GHz,1GB RAM)+AVG(Free AntiVirus)
Audio CMI8738/C3DX PCI C-Media
DVB-T+DAB+FM USBドングル (RTL-SDR)

WinXP+USBドングル.jpg

●アンテナ
自作QFHアンテナ(材料はホームセンター調達)

自作QFHアンテナ.jpg

●ソフトウエア
[受信]:SDRSharp v1.0.0.1337
[衛星飛来スケジューリング用]:K-sat
[ドップラーFq追尾制御等]:Orbitron 3.71,DDETrackerV5Binaries.zip,myDDE.zip(古いのがないので最近のもの)
[FAX受信記録等]:WXtoImg 2.10.11

古いOSを使ってますので各バージョンの調整等、試行錯誤しながらなんとか周波数制御だけは旨く機能するようになりました

[SDR#] 内のPlugins.xmlに追加
<add key="DDE Tracking Client" value="SDRSharp.DDETracker.DdeTrackingPlugin,SDRSharp.DDETracker" />

Orbitron 側の「ロータ/無線」の設定
ダウンリンク/MHz:ドップラー周波数偏移量計算値とのズレを補正するため登録値を若干修正
ダウンリンクモード:モードが旨く制御出来いのでOrbitron 側のモード=「空白」にセット
(モード表現が、SDR#と異なっている、現時点で整合方法分からず)

なお小生は、SDRSharp v1.0.0.1337にHF帯を受信(ソフトのみで可)できるようにパッチを当てています、ハードウエアー改造は老体+老眼では手がでません! (感度悪いがちょっとしたモニター代わりに使えそう hi!)

気象衛星NOAAの自動受信
待ちうけ自動受信
→ WXtoImgのRecord→AutoRecord
受信周波数自動セット及びドップラー周波数制御
→ Orbitron(ローター/無線+MyDDEドライバー)
RTL-SDR他
→ DVB-T+DAB+FM(USBドングル)とSDRSharp+DDE_Tracking Clientなど

受信中の様子、WXtoImgが、AOSするとかってにFAX受信を開始し、受信周波数はOrbitron+SDR#が自動追尾制御します、LOSすると画像処理が行われ記録し次のAOSまで自動待機となります、旨く出来てますね(適切な設定が必要)

Noaa19受信.jpg
 
<2019年 台風19号の受信画像記録>
台風がなるべく小生のQTHに近い状態のタイミングで飛来したNOAA15から受信(もの凄い雨音の中!)した物です、今まさにこの雲の渦の下、斜め左上の小さい黄色+印が小生のQTHです(幸い被害はありませんでした)

noaa-15-201910112232-norm.jpg

無銭家にとって古いパソコンは、いわゆるPCとしてではなく様々なソフトを使った無線設備の一部としてけっこう遊べる(マルチバンドモード受信機・オシロスコープ・FAX・SSTV・etc)玩具?なのでありました・・・
GnuRadioも面白そうです(これは今風のスペックPCが必要らしい)・・・


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