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1200MHz帯で初めて交信! [無線機修理]

我が無線機(FT-736)は数十年前 hi、デジタル衛星運用の為に中古品(フルバンド装備)をハムフェアー会場にて勢いで購入 むき出しのまま電車で持って帰った(若かったねhi)  もっぱら430と144のSATパケット運用(50Wリニア使用)が主でたまに6mの国内ES-QSOに使っていました

1.2GHzは極稀にワッチするものの・・・なにも聞こえずじまい オーナー(今も昔もポンコツだが?)と同じく昔の高級機FT-736もあちこちガタが来て時々修理を楽しみ(過去記事参照)ながら生きながらえていた訳です hi!

さて本題です、FT8ならチャンスが有るのではと思い立ちいざ運用しようと思ったら、送信が出来たりできなかったりでどうも具合が悪い、いつものネット検索を駆使して悪い所の目星を付け、調整では闇夜のカラス的なPLLの仕組みについても少し調べ(開局当時は試験にも出なかった回路)まあ直流電圧が測れればなんとかなりそうな感触? なので(今はSDR?)・・・思い切っていじくることに・・・

①サービスマニュアルは何処に
何回(何日かかったかhi)もネットを徘徊した挙句、検索文言を「FT-736 TECHNICAL SUPPLEMENT」と入れることでヒット! やっとダウンロードできた(用紙がA4に収まる英文PDF)やれやれ!

②原因らしき所は
先人OMが出していますが、PLL 2nd LOCAL Q38 のTC01(6pF)のトリマーらしい、実際に回してみると、テストポイントのR96で4Vが出てない(テクニカルマニュアル P76のA)いじくっていると一時の間 送信できるようにはなるが・・・しばらく置いとくと再び怪しい雰囲気になってくる・・・間違いなさそうなので小さめの6pFセラコンをいつものサトー電気さんへ手配(一個数十円)老眼ムチ打ってP板裏のシールド板を剥がしやっとTC01真裏に到着!半田吸い取り器でしばし格闘し無事交換 念のため9Vの3端子レギュレタ(フルモールド品しか手に入らなかった)も交換

TC01他交換.jpg

③調整と確認
TC01をゆっくり慎重に回し(4Vに合わせるのがかなり難しかった)すると安定して送信出来るようになった 確認は中華製のハンディ機UV-5R PLUS(正にSDRだ! 受信専用周波数拡張化済)
で、FT8のトーンが受信出来ることを確認した

1200_FT736モニター.jpg

●いよいよ、初QSOの機会がやってきた
まずはFT8のトーン(音)をたよりにワッチすること数日間・・・ なにも聞こえない日々でしたがある日の午前11時ころまぎれも無いFT8のトーンが耳に入ってきた! とてもか細いレベルで・・・でも耳で聞こえればまずQSO出来る確率は大きい(なにせ聞こえなくても実際QSO出来るのがFT8 すでに経験済!)しかし以後同じ時間帯にワッチするも何も聞こてこない・・・

思い切って、1296.600MHzで CQを出してみることに・・・なんと!5回目で応答があり -19dBで
リトライもなく交信が成立、すぐにeQSLカードも到着した hi!・・・
タイムマシンにのって幼い日の子供に戻ってしまった瞬間だった、ただただ純粋に嬉しいのだ!
開局以来初めての交信(1.2GHz帯の)でした! 当局のアンテナD150ディスコーン高さ8m位、コール頂いた局の設備に助けられたことは間違いなさそうです 感謝!

FT8_1200MHz初QSO.jpg

*WSJTX V2.6.1ではFT-736搭載のCATは使えない為(注:過去記事参照V2.5.4ならOK)、今回はVOXで運用!

●その後
どうも受信音が、他のバンドに比べて小さい、受信は出来ているようですが・・・電源をONした直後だけ(少しの間)大きな音で受信ノイズが消えることがある、音の後ろからパタパタ言ってるのが聞こえてくる(周波数にもよるが・・・やはりまだ不具合がありそうだ 古い無線機ですが1.2GHzはこれしかない なんとか自力で直してみたい・・・(無銭家故 hi!)

手をこまねいて何もしないのは無線バカが許さない、壊れるまでいじくりまわすことになりそうだ hi!  過去には、同バンドのトランスバータを自作しようとして・・・結局ギブアップした苦い経験がある 鼻息で周波数が吹っ飛ぶ Hi!・・・さて

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