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1200MHz FT-736 受信不具合の続き [無線機修理]

23cmが他のバンドに比べて、どうも受信感度が低い(極端にノイズ音が小さい)、初段の3SK164(Q1)を交換すべく色々調べていました

3SK164、今となっては簡単に入手できない
そんな中、昔のプリアンプキット(サトー電気だったか?)を思い出し実装されている3SK177(U74)をネットで調べたところ行けそうな雰囲気? なので慎重に外し、念のため実装する前にチェックしたところ・・・すでに壊れていて使えません 残念ですッ!

さらに不具合の上塗りを!(自ら壊すやっちまった件 hi)
電源ON状態の受信中、分からないまま、いじくり回した為、突然受信ノイズ音がガクッと下がり、か細くなってしまった、だぶん今聞こえているのは、共通部からのノイズ音のみか・・・いやな予感 hi!
さて懲りない「でくの坊」、どこをやっちまったのか、今度はひたすら回路図を眺めようやくたどりつた回路とそのトランジスタ、多分Q10に違いない、へんな自信があった後日テスターであたったら、ピンポン! でした hi! 2SA812(鈴商 @150/10個入)まだ入手できる! 早速交換した(下 交換写真)

Q10_交換.jpg

3SK291を使えないか?(3SK164の代わりになるか?)
さて気を取りなおして・・・秋月電子で容易に入手できる3SK291(10個150円だったと思う・・・) 無知な「でくの坊」の事、無謀にも以下のような短絡的観測のもとhi! えいやで実装してしまった・・・ら? 上手く働いているようです(くれぐれも参考にしないで下さいね まぐれ当たり ?!) hi

FETのバイアス計算など出来るはずもなく、G1へ適当な電圧を掛けたいがため基板の実装面をじっと眺め、最もおうちゃくな方法を考え、G1とG2の間に1Kオームのチップ抵抗を抱かせることに(一応データシートやテクニカルサポートを見た)その結果

3SK291.jpg

G2=1.76V G1=1.72V
D=8.43V S=0.37V

受信音を聞いてみるとFMでは、他のバンドノイズと変わらない大きさで、[BAND]ボタンを押しても、切り替わった感じが分からないくらいになりました、SSBでは、若干静かな感じです

受信できてるか?確認したいのですが1.2GHzの電波を発生させるものは何も無いので・・・
急遽マーカーもどきを作り(オークション購入の10MHz OCXO利用)その信号を受信してみたところ

1200_マーカ受信.jpg

1,280MHz FM で S=6 くらいで受信でき、10MHz倍数の周波数全てで信号が受信出来る(強弱有り)ことを確認できました、どの程度の感度があるのか、よく分かりませんが少なくともUV-5R PLUS(S=4)の受信と比較してあまり変わらないか若干良い感じです(なんともいい加減です hi)

送受信の動作確認中、まさかのコールバックが!!
取り合えずパワーモジュールを壊さないように1.2Gのダイポールを急ごしらえしてFT-736に直付(下写真)してFT8のトーンや受信画面などモニターしようと CQを数回送信していたところ

自身の目を疑った!、コールバックです-18dBなので音は確認出来ません、画面モニターでは解かります、まさか1.2Gの運用局などローカルに居るわけもなくコールバックなどまったく考えておらずビックリです・・・交信は自動で成立、後から調べたらなんと概ね40kmも離れたところからの応答でした、当局は標高210m有りますのでそれが良かったかもしれません

1200MHz_FT8_QSO.jpg

1200_DPL.jpg

しかしそれにしても、シャック内の無線機コネクタに付けたこんなアンテナでね・・・・
手のひらに載るダイポールアンテナ串団子の串でエレメント補強したhi しかし1.2GHz故 フルサイズですよ、多分いい加減に作っても広帯域だろうから?(SWR計持ってないので) 40Km離れたところと交信成立するなんて・・・ね?

だからアマチュア無線は止められね~ hi 73

追記:相変わらず1296MHzあたりから上で、パタパタ言う受信ノイズが入ってきます、原因がわかりません・・・

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1200MHz帯で初めて交信! [無線機修理]

我が無線機(FT-736)は数十年前 hi、デジタル衛星運用の為に中古品(フルバンド装備)をハムフェアー会場にて勢いで購入 むき出しのまま電車で持って帰った(若かったねhi)  もっぱら430と144のSATパケット運用(50Wリニア使用)が主でたまに6mの国内ES-QSOに使っていました

1.2GHzは極稀にワッチするものの・・・なにも聞こえずじまい オーナー(今も昔もポンコツだが?)と同じく昔の高級機FT-736もあちこちガタが来て時々修理を楽しみ(過去記事参照)ながら生きながらえていた訳です hi!

さて本題です、FT8ならチャンスが有るのではと思い立ちいざ運用しようと思ったら、送信が出来たりできなかったりでどうも具合が悪い、いつものネット検索を駆使して悪い所の目星を付け、調整では闇夜のカラス的なPLLの仕組みについても少し調べ(開局当時は試験にも出なかった回路)まあ直流電圧が測れればなんとかなりそうな感触? なので(今はSDR?)・・・思い切っていじくることに・・・

①サービスマニュアルは何処に
何回(何日かかったかhi)もネットを徘徊した挙句、検索文言を「FT-736 TECHNICAL SUPPLEMENT」と入れることでヒット! やっとダウンロードできた(用紙がA4に収まる英文PDF)やれやれ!

②原因らしき所は
先人OMが出していますが、PLL 2nd LOCAL Q38 のTC01(6pF)のトリマーらしい、実際に回してみると、テストポイントのR96で4Vが出てない(テクニカルマニュアル P76のA)いじくっていると一時の間 送信できるようにはなるが・・・しばらく置いとくと再び怪しい雰囲気になってくる・・・間違いなさそうなので小さめの6pFセラコンをいつものサトー電気さんへ手配(一個数十円)老眼ムチ打ってP板裏のシールド板を剥がしやっとTC01真裏に到着!半田吸い取り器でしばし格闘し無事交換 念のため9Vの3端子レギュレタ(フルモールド品しか手に入らなかった)も交換

TC01他交換.jpg

③調整と確認
TC01をゆっくり慎重に回し(4Vに合わせるのがかなり難しかった)すると安定して送信出来るようになった 確認は中華製のハンディ機UV-5R PLUS(正にSDRだ! 受信専用周波数拡張化済)
で、FT8のトーンが受信出来ることを確認した

1200_FT736モニター.jpg

●いよいよ、初QSOの機会がやってきた
まずはFT8のトーン(音)をたよりにワッチすること数日間・・・ なにも聞こえない日々でしたがある日の午前11時ころまぎれも無いFT8のトーンが耳に入ってきた! とてもか細いレベルで・・・でも耳で聞こえればまずQSO出来る確率は大きい(なにせ聞こえなくても実際QSO出来るのがFT8 すでに経験済!)しかし以後同じ時間帯にワッチするも何も聞こてこない・・・

思い切って、1296.600MHzで CQを出してみることに・・・なんと!5回目で応答があり -19dBで
リトライもなく交信が成立、すぐにeQSLカードも到着した hi!・・・
タイムマシンにのって幼い日の子供に戻ってしまった瞬間だった、ただただ純粋に嬉しいのだ!
開局以来初めての交信(1.2GHz帯の)でした! 当局のアンテナD150ディスコーン高さ8m位、コール頂いた局の設備に助けられたことは間違いなさそうです 感謝!

FT8_1200MHz初QSO.jpg

*WSJTX V2.6.1ではFT-736搭載のCATは使えない為(注:過去記事参照V2.5.4ならOK)、今回はVOXで運用!

●その後
どうも受信音が、他のバンドに比べて小さい、受信は出来ているようですが・・・電源をONした直後だけ(少しの間)大きな音で受信ノイズが消えることがある、音の後ろからパタパタ言ってるのが聞こえてくる(周波数にもよるが・・・やはりまだ不具合がありそうだ 古い無線機ですが1.2GHzはこれしかない なんとか自力で直してみたい・・・(無銭家故 hi!)

手をこまねいて何もしないのは無線バカが許さない、壊れるまでいじくりまわすことになりそうだ hi!  過去には、同バンドのトランスバータを自作しようとして・・・結局ギブアップした苦い経験がある 鼻息で周波数が吹っ飛ぶ Hi!・・・さて

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ATU-130を入手(けっこう便利!) [アンテナ]

マルチバンドのアンテナMFJ-1797(HF 7Band)を使っていますが Coilむき出しで、乾燥した日が続く冬場の日中はFBなんですが・・・
水分大敵 hi! 雨(雪は論外)や霧(夜露も)が発生すると最近流行のオートアンテナチューナが欲しくなる訳です

古いIC-706MKⅡを時々使ってますが、ATUは付いてません、100WのFT8に使用できる安価なものを探していましたが ATU-130が200W仕様と有り、使えそうです、しかし海外通販に利用できるクレジットカードなるもの「でくの坊」はリタイヤ時に手放してしまって有りません!

●海外サイトから調達する為に
ネット的にも物騒な昨今、出来るだけ安全(被害の少ない)かつ簡単に使えるものはないか? 検討した結果、某会社のプリペイドカードを作ることにました(手続きは全て自宅PCで完結でき手数料も無料らしい?) カードを郵便局へ受け取り(身分証明必須)に行き、購入額+少々の金額を指定コンビニでチャージして手配しました!
(ついでに余った残金で、気になっていたeQSLサイトにも僅かな寄付をしてブロンズ会員になれた)

●ほゞ表示された予定納期通り(2Wくらい)現物がBYから到着
思惑通りで、雨や夜露の際など自動でマッチングでき運用ストレスが軽減していい感じ、重宝してます
IC-706MKⅡでは今まで100W出たことが無かった40mバンド(他のRigでは普通に100W出ているANTで!)がATU-130を使うと一応出力している様に見える! 下写真参照 なお取説は一切付いてきません!

設置写真(写真をクリックすると拡大します)
ATU130.jpg

●操作してみた、使い方を簡単に記載します(間違ってるところもあるかもしれませんが・・・)

SW ON画面

Ver 3.2
デフォルトで、[AUTO]となっているようです
画面上段行の中央表示が [.] となっている
( [_] 表示は、BYPASSの意味らしい)

電源ONで、[AUTO]として立ち上がってくるようです
前回TUNEしたBand状態が維持されているようです
又、前回の状態がTUNE又はBYPASSであってもAUTOに
なるようです(画面中央の表示)

*RESETボタンの表示は、パネルに有りません!
[RESET]は[TUNE]ボタンを「チョン押」しです!
(長押しで、[TUNE]に入ります)

①各ボタン機能と画面表示
[TUNE] (RESET兼用)
画面
 PWR=x.xW . L=X.XXuH
 SWR=TUNE C= XpF
    ↓
  RESET

 ★[TUNE]ボタンを「チョン」っと押すとRESETが表示され前回の設定値がリセットされます
  SWR=XXX → RESET表示に変わる!(よく使う!)

 ★長押しすると、TUNE開始モードになります
  SWR=TUNE の表示になる(通常は使わない!)

[AUTO]デフォルト設定値らしい!
(電源ONでこのモードで立ち上がる)
画面 ピリオド表示
      ↓
PWR=x.xW . L=X.XXuH
SWR=X.XX C= XpF

[BYPASS]ボタン押すと!
画面 アンダーバー表示
      ↓
PWR=x.xW _ L=X.XXuH
SWR=X.XX C= XpF
 アンテナチューナーはバイパスされる!

②「でくの坊」の使い方
デフォルトでは、[AUTO]モードになっておりこのままで、TXパワーを絞って10W+ でキャリアを
出せば、リレーがカチカチ言って、自動整合され以後は、変化なければバンドを変えないかぎり整合
動作はしないようで 100W運用してます
(注:もともとSWRが1.5以下は、自動TUNEは起動しにくいような)

また、[AUTO]モード初回整合で上手く行かない時は、[TUNE]ボタンをチョン押し(長押ししない!)で
RESET表示が出たら(これがいわゆるリセット操作らしい) 10W+ でキャリアを送り再び整合動作をさせる 整合取れれば、次回送信行為からはAUTOモードとして機能するようです

以上です

プログラム設定値で動作してると思われます
設定値の変更書き込みが出来る環境をお持ちのOMはカスタマイズ(検出部の改造含め)されるとより面白いと想定されます調べれば多分Web上に資料がヒットするのではないかと思います

いずれにせよ自動整合(アンテナは要事前粗調整)するからと言っていきなりフルパワー送信で整合させるのは機器にとってストレス大なので注意すべきと・・・73s

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