SSブログ

FT-736のVFOエンコーダ受光部は、ダイオードそれともトランジスタ? [無線機修理]

VFOエンコーダの滑りが出で過去に数回修理をこころ見ています、ネット検索で複数のOM記事を参照し対策容易な内容から次のような対策を順次行ってきました

FT736エンコーダ.jpg

<1回目>基板の固定位置を少しいじってみる⇒改善するもやがて悪化

<2回目>3.3KΩのチップ抵抗二つを10KΩに変える⇒改善するもやがて悪化

<3回目>検出部の取り換えに踏み切る
だいぶ苦労してバラバラに! あるサイトの記事を参考にして発光部(EL23G 赤外発行Di)と受光部(HPI23GフォトDi)の組み合わせで交換実施! この時、部品を取り違えて、逆に実装してしまい、再びバラシと実装を繰り返した!(2回目で変更したチップ抵抗は3.3KΩの元の値に戻します)

〇結果⇒赤外発行は携帯写真画面で間接目視し、発光を確認、でもVFOカウンターは変化なし!

赤外発行Di.jpg

間違って実装・通電・更にバラシ半田熱で、フォトDiのみが破損したか? そうは思えないけど・・・本機が使えないのはつらいので、フォトDiのみ、取り外した元のオリジナル素子を再び取り付けてみる、すると?(小生、オリジナルは取っておく癖が有る)

〇結果⇒動作確認すると即反応が有り、位置調整すると滑りは完全に解消しました!

使えない受光側フォトDi(HPI23G)をマジマジ見てるうちに頭部の色が、オリジナルと異なることに気が付く、オリジナル二つのうち片方にはまだ頭部に赤っぽい色のなごりが残っている、これって長い間の変色か?ダメだった受光側フォトDiは青い色が着色されているように見える、ちなみに赤外発行Di側は黒っぽい色が付いています、もしかして頭部が赤い着色の受光素子が有るんじゃないか、同じメーカ(EL23G 赤外発行Diと!)で何か出てないか? 調べてみたらすぐに見つかりました、そこには、フォトトランジスタ(ST23G)と記載されています、多分これが正解ではないかと思っています(サイト検索で写真ヒット)
注:今回、小生の場合、受光側の素子はオリジナルが生きており、発行側が劣化(EL23Gへ交換)していたので、滑り解消となりました

●使ってる受光素子は、「フォトダイオード」ではなく「フォトトランジスタ」ではないかと

受光側のフォトトランジスタ(ST23G)単価は数百円です、早速2個手配しておきました、この時点(2022/03/04)で在庫はもうわずか一桁代です、なお赤外発光DiのEL23Gはすでに在庫ゼロとなっていました

3月7日に、手配しておいたフォトトランジスタ(ST23G)が届きました、写真(下)を載せます、どうも接写が苦手ですみませんhi!  いつかやる気が出たら交換します(今のところオリジナル品が頑張ってますので・・・)

ST23G.jpg

ご注意:小生は、まだ実際に実装して動作確認した訳では無いので、可能性として見て下さいね!

追記:最近のブログで、受光側のフォトトランジスタとしてDSLN150002を使用して修理した旨の記事を見つけました、多分このメーカで調べれば、赤外発行側のDiもあるのかもしれませんね!

小生の検出部のP板は、もうパターンがボロボロ(気まぐれでくの坊と同じ)ですhi! 73
交換の際は、受発光素子の固定ケースは基板から取らずに、片側ずつ素子のみP板から押し上げる方法(リード線を押す)がダメージが少なく良いかもしれないです、後から気がついた・・・そうそう、実装の際、受光部側は、アルミスリットが付いてる側ですよhi!

エンコーダP板修理.jpg

50~1.2GHzまで積んでりゃ無銭家としては老体ムチ打ってなんとか修理したいと、で、もし治らなかったら取り合えずCATでPCを使って周波数制御と思ってトライしました FB FT8!

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

IC-706MKⅡ用にマイクアンプを作る [無線機修理]

入手したIC-706MKⅡは、いつものようにMIC入力するもALCがまったく反応しない(ACC入力のFT8はまあ正常)、そこで隣の無線機でモニターするとSメータは9以上振れ、SPからは、一応音声が聞こえてきます、取り合えず変調(SSB)は掛かっている模様

サイト検索で同じような現象を調べると、どうもMIC入力部に問題があるような・・・米粒より小さいチップ部品、且つ狭く他の実装チップ部品と隣接している、老体の「でくの坊」が手を入れるのは、極めて高リスクと判断、長い間思案しておりましたが・・・

内部がダメなら外で補うことを思い立ち、マイクアンプをおにぎりマイク内部に入れ込むこ事にしました(例によって各Webサイトの記事が参考になりました)

回路は、検索で「MICアンプ 2SC1815」とするとすぐヒットします、特殊な部品は使ってないので、手持ちのジャンク箱ですべて調達(部品代0円)、蛇の目基板の切れ端で組み立てし、おにぎりマイクの中へ作り込みました(別購入した格安中華製おにぎりマイクは、ECM使用と思われる)

マイクケースに組込む際には、MICアンプの配線部分が既存回路と干渉(電気的接触など)しない様、注意します、「でくの坊」はアクリル板の切れ端と梱包材のスポンジを使ってアンプ基板を固定してあります(注:下の写真は、固定用スポンジを取り除いて撮影!)

自作マイクアンプ組込.jpg

調整は、IC-706MKⅡ付属マニュアルに従って、適度にALCが動作する様、可変抵抗(VR)を慎重にセットします、「でくの坊」は、IC-706MKⅡ側のMIC GAINをあらかじめ5にセットし、自作マイクアンプ側のVRを慎重に微調整してALCゾーン(S1~9)を超えない値にセットしてみました

結果は、FB!で、MICへ向かってじゃべると適度にALCが触れるようになりました、回り込みやハムなども出てないようです

実は、このIC-706MKⅡには、まだ問題がありまして
 ①2mのPWRがほんの僅かしか出ない
 ②7MHzと24MHzのPWRが中途半端な出力

双方とも、ある程度めぼしはついていますので、これからボチボチ直しにはいります
ダメ元で・・・・実はこれが楽しみの一つでもあります、無銭家故 hi!

さあ、取り合えず部品を手配しておきましょうか・・・ 73!

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

リニアアンプ FL-2100B(200W改)2回目の修理です [無線機修理]

40mで、パワーが出なくなりました、プレート電流がけっこう流れても(300mA前後)何度調整しても
せいぜい160W止まり、パワーが上がってこない、300Wダミーロード(MFJ-260C)に変えて試しても
同様の現象です

FL2100B_200.jpg

さて、今回もおそらく40mに関する入力同調回路のコンデンサーだろうと想定、前回修理(20m)の時、まとめて手配した交換用コンデンサー(耐圧500Vマイカ)が手元にあるので、早速交換しました(C214,C218)以下交換前後の写真です

交換.jpg

組み立てして動作確認するも・・・今回は治ってません! 残念! 他のバンドはまったく問題なくパワーが出てます、数日悩んで、入力同調回路のコイル(L203)を調整してみることに・・・出来れば触れたくない作業でして、通電し、且つ送信しないといけない・・・

意を決して、緊張する中(保安アースよし、保護カバーよし、ダミーロードよし・・・)、トライしました、調整用絶縁ドライバーで少しくらい回したのでは変化が見られずうまくいきません、思い切って高さにして数ミリねじ込んでみたところ、スーとパワーが上がってくるところが見つかりました、以後は安定してパワーが出るようになりました、プレート電流も300mA以下で いい感じです (^^♪ やれやれです(-_-;) どうしてこの部分がズレてきたのか、よく分かりません・・・

原因はわかりませんが・・・とにかくパワーは出るようになりました、今回はコンデンサー不具合ではないかも知れません、でも測定器が無い!

それから数日して、ネットで秋月電子の広告を眺めていたら、安いLC測定器(2,450円)があるではないですか、まあ測定範囲や精度はそれなりなんですが、コイルのインダクタンスも見れるし、購入することにしました、安物でも、なけりゃまったく測れませんので・・・早速この前交換したコンデンサーを測定してみました

コンデンサ放電、測定レンジにして、テストリード線のみでの値を控え(8pF位か) 測定開始です(測定器の取説による)

測定1.jpg

C214(500pF)は、516-8=508pF、 C218(400pF)は、415-8=407pF であり、まだ問題なさそうですね!これは保管しておくことにします・・・(だからガラクタが溜まってくる・・・いやな小心者ですね)
最初にパワー出なくなったのが20mで、その時交換したC213(350pF)も保管してある、測定したところ181pFで、これは明らかに不良と判断、迷わず廃棄することにしました、同じコンデンサーはもう入手出来ませんので、一応取っておいたのですが・・・今度は測定器があるので迷わず捨てられますね hi!

C_不良.jpg

nice!(0)  コメント(2) 
共通テーマ:趣味・カルチャー