160M マイクロバートアンテナ(Micro vert ANT DL7PE_1988)の試作 [アンテナ]
1.9MHz帯は、その波長の長さと、苦手なCWバンドであるが故、運用をこれまでずっとあきらめていました、しかし最近のデジタルモードFT8の魅力にハマりまた今年に入って、バンド拡張のアナウンスもあり、小生にとってはこの未知のバンドへのQRV願望がふつふつとわいてまいりました、そんな中、アンテナのネット検索でマイクロバートアンテナ(以後MV-ANT)の存在を知り、いい加減な小生でもで何とかなるのではないかと感じ、とりあえず試作してみることにしました・・・
MMANA.exe で何回も計算
ネットで紹介されている記事を参考に、小生の立地環境と作成能力で可能と思われる値(CoilのQはひいき目にみてもMAX70か?)を使って何回も何回も計算を繰り返し(一部エレメントが地中に!警告出るがかまわず計算を強要hi!)、気に入った結果がでたので(本当に機能するか半信半疑???です)試作してみることに!この計算定義が正解なのか?まったく自信はありませんが・・・コイルの値が決まったらオプションを使って短縮コイルの仕様も算出します(下記に計算結果を載せます)
部品準備(価格はおおよその値、変動あり)
①2φアルミ線(MMANAでは手持ち1.8φ銅線を使う予定で計算) x 5m 198円 カインズ
②1.5ℓペットボトル(CCレモンがFB! ほゞずん胴で直径が90mmくらい) x 1
③ベル線コード(TIVF 2x0.8)10M x 1(一本にさばくと20mに hi!) 480円 ホームピック
④1.5D2V(70円/m) x 40m 2,800円 秋葉原 九州電気㈱
⑤MP-1.5(1.5D2V用 M型コネクタ) 420円 サトー電気
⑥FT240-43 x 2個 2,682円 サトー電気
⑦MR(4本ビス用 角座) x 2個 240円 サトー電気
⑧釣竿(グラスファイバー製 約6.5m) アマゾン 3,800円
⑨その他小物部品 インシュロック帯・圧着端子・タッパー 100均 など
コモンモードチョークコイルを作る
FT240-43 x 2個を重ねて(100W運用を想定)1.5D2Vを23回W1JR巻きです、ケースは100均のタッパーに入れました(金属ケースは良くないようです)
短縮コイルを作る
ベル線コードを裂いて一本にしたものを必要な長さ分準備します、20mでは少し足りない計算なので、以前使った半端な電線(80m短縮DPコイル作成時の残り)も使って半田付けしスミチューブでしっかり保護です、これを1.5ℓペットボトル(CCレモン)に隙間なくぴったり巻いていきます、(被覆があるのでボトルにマッチして巻きやすい)計算値では73回(実測 1.930MHz)でしたが、後からさらに11回巻き足し84回(実測 1.810MHz)としました
下部エレメントを作る(カウンタポイズ)
33mの1.5D2V同軸ケーブルの上部側先端(ペットボトルコイル下側へ接続)を加工します、同軸心線に端子を圧着し外皮の網の部分は心線としっかり絶縁をとりスミチューブで保護しました、RFチョークコイルへ接続する側(送信機接続給電側)は、通常のM型コネクター半田付け作業を行います
仮設置とSWRの実測
釣り竿に上部エレメント(2φアルミ線)を添わせペットボトルを通して伸ばし2Fのベランダへ仮設置、下部エレメントの展開および設置方法によって中心周波数とSWRがかなり変化する、中心周波数を大きく変えるには上部エレメントの長さを調整するようです
●初回
上部エレメント長:3,500mm(念のため初回は500mm足した長さで切断し設置)
下部カウンタポイズ:33m(2Fベランダ上で約6mほどほごして残りは巻いたまま放置)
RFチョーク以降の同軸ケーブル:5D2V(長さ60cm)へSark100を接続
<測定結果> F=2.050 SWR=1.46 Z=64 SWR_2>=2.040~2.060
●二回目
上部エレメント長:初回と同じ
下部カウンタポイズ:2F屋内中使ってざっと全部ほごす
RFチョーク以降の同軸ケーブル:初回と同じ
<測定結果> F=1.930 SWR=1.63 Z=33 SWR_2>=1.920~1.940
TS-830接続:ノイズでSメータ6~7まで触れる(3.5MHzのANTではS=0状態)
中心周波数が高すぎるため、ここで短縮コイルの追加巻きを決める
●短縮コイル 追加巻き 11回施す
上部エレメント長:初回と同じ
下部カウンタポイズ:33m(2Fベランダ上で約3mほどほごして残りは巻いたまま放置)
RFチョーク以降の同軸ケーブル:初回と同じ
<測定結果> F=1.970 SWR=1.23 Z=60 SWR_2>=1.970~1.990
上部エレメント長:初回と同じ
下部カウンタポイズ:2F屋内中使ってざっと全部ほごす
RFチョーク以降の同軸ケーブル:初回と同じ
<測定結果> F=1.780 SWR=1.52 Z=43 SWR_2>=1.770~1.790
下部カウンタポイズ:2F屋内で約半分(15m位)束ねる
<測定結果> F=1.810 SWR=1.39 Z=43 SWR_2>=1.800~1.830
RFチョーク以降の同軸ケーブル:10mのRG58/Uへ変更
<測定結果> F=1.810 SWR=1.13 Z=38 SWR_2>=1.800~1.830
TS-830接続:A1で送信テストPWR 70W入れてみる、SWR値がなんか不安定?
上部エレメントが風に揺れてる、アルミ線(2φ)の先端でコロナ放電か?
上部エレメントの500mmカットを決める(当初の定義通りとする)
上部エレメントを500mmカットし、先端に放電除け端子を圧着
上部エレメント長:3,040mm (短縮コイルは84回巻き)
下部カウンタポイズ:33m 2Fベランダ上に束ねて残りを屋内を通ってシャックまで伸ばす
RFチョーク以降の同軸ケーブル:初回と同じ(5D2V 60cm)
測定結果 F=1.810 SWR=1.22 Z=36 SWR_2>=1.800~1.820
ここで短縮コイルは84回巻きにて仕上る事に(自己融着テープで補強と防水) ここまではけっこう順調です hi! 一応MMANA.exeで追い込んだ値に当たるとも遠からずの結果が出てるような気がします、一旦バラシて保管して置きます
秋の本格設置へ進むことにします、MV-ANTの動作原理についてはよく理解できていませんが・・・hi! 夏場は、設置せず、涼しくなった秋に本格設置と調整を行うつもり、その際は、1.908のエレメント(上部のみでなんとかしたい?)も準備し差し替えながら運用する計画です
局免の変更申請(電波の型式をA1Aから3MAに)もしておいたのですが受付処理中にて結果待ち状態・・・多分一か月くらいは待たされるでしょうね・・・
果たして使い物になるか?、再び時期が来ましたら様子をここに記載するつもりです
MMANA.exe で何回も計算
ネットで紹介されている記事を参考に、小生の立地環境と作成能力で可能と思われる値(CoilのQはひいき目にみてもMAX70か?)を使って何回も何回も計算を繰り返し(一部エレメントが地中に!警告出るがかまわず計算を強要hi!)、気に入った結果がでたので(本当に機能するか半信半疑???です)試作してみることに!この計算定義が正解なのか?まったく自信はありませんが・・・コイルの値が決まったらオプションを使って短縮コイルの仕様も算出します(下記に計算結果を載せます)
部品準備(価格はおおよその値、変動あり)
①2φアルミ線(MMANAでは手持ち1.8φ銅線を使う予定で計算) x 5m 198円 カインズ
②1.5ℓペットボトル(CCレモンがFB! ほゞずん胴で直径が90mmくらい) x 1
③ベル線コード(TIVF 2x0.8)10M x 1(一本にさばくと20mに hi!) 480円 ホームピック
④1.5D2V(70円/m) x 40m 2,800円 秋葉原 九州電気㈱
⑤MP-1.5(1.5D2V用 M型コネクタ) 420円 サトー電気
⑥FT240-43 x 2個 2,682円 サトー電気
⑦MR(4本ビス用 角座) x 2個 240円 サトー電気
⑧釣竿(グラスファイバー製 約6.5m) アマゾン 3,800円
⑨その他小物部品 インシュロック帯・圧着端子・タッパー 100均 など
コモンモードチョークコイルを作る
FT240-43 x 2個を重ねて(100W運用を想定)1.5D2Vを23回W1JR巻きです、ケースは100均のタッパーに入れました(金属ケースは良くないようです)
短縮コイルを作る
ベル線コードを裂いて一本にしたものを必要な長さ分準備します、20mでは少し足りない計算なので、以前使った半端な電線(80m短縮DPコイル作成時の残り)も使って半田付けしスミチューブでしっかり保護です、これを1.5ℓペットボトル(CCレモン)に隙間なくぴったり巻いていきます、(被覆があるのでボトルにマッチして巻きやすい)計算値では73回(実測 1.930MHz)でしたが、後からさらに11回巻き足し84回(実測 1.810MHz)としました
下部エレメントを作る(カウンタポイズ)
33mの1.5D2V同軸ケーブルの上部側先端(ペットボトルコイル下側へ接続)を加工します、同軸心線に端子を圧着し外皮の網の部分は心線としっかり絶縁をとりスミチューブで保護しました、RFチョークコイルへ接続する側(送信機接続給電側)は、通常のM型コネクター半田付け作業を行います
仮設置とSWRの実測
釣り竿に上部エレメント(2φアルミ線)を添わせペットボトルを通して伸ばし2Fのベランダへ仮設置、下部エレメントの展開および設置方法によって中心周波数とSWRがかなり変化する、中心周波数を大きく変えるには上部エレメントの長さを調整するようです
●初回
上部エレメント長:3,500mm(念のため初回は500mm足した長さで切断し設置)
下部カウンタポイズ:33m(2Fベランダ上で約6mほどほごして残りは巻いたまま放置)
RFチョーク以降の同軸ケーブル:5D2V(長さ60cm)へSark100を接続
<測定結果> F=2.050 SWR=1.46 Z=64 SWR_2>=2.040~2.060
●二回目
上部エレメント長:初回と同じ
下部カウンタポイズ:2F屋内中使ってざっと全部ほごす
RFチョーク以降の同軸ケーブル:初回と同じ
<測定結果> F=1.930 SWR=1.63 Z=33 SWR_2>=1.920~1.940
TS-830接続:ノイズでSメータ6~7まで触れる(3.5MHzのANTではS=0状態)
中心周波数が高すぎるため、ここで短縮コイルの追加巻きを決める
●短縮コイル 追加巻き 11回施す
上部エレメント長:初回と同じ
下部カウンタポイズ:33m(2Fベランダ上で約3mほどほごして残りは巻いたまま放置)
RFチョーク以降の同軸ケーブル:初回と同じ
<測定結果> F=1.970 SWR=1.23 Z=60 SWR_2>=1.970~1.990
上部エレメント長:初回と同じ
下部カウンタポイズ:2F屋内中使ってざっと全部ほごす
RFチョーク以降の同軸ケーブル:初回と同じ
<測定結果> F=1.780 SWR=1.52 Z=43 SWR_2>=1.770~1.790
下部カウンタポイズ:2F屋内で約半分(15m位)束ねる
<測定結果> F=1.810 SWR=1.39 Z=43 SWR_2>=1.800~1.830
RFチョーク以降の同軸ケーブル:10mのRG58/Uへ変更
<測定結果> F=1.810 SWR=1.13 Z=38 SWR_2>=1.800~1.830
TS-830接続:A1で送信テストPWR 70W入れてみる、SWR値がなんか不安定?
上部エレメントが風に揺れてる、アルミ線(2φ)の先端でコロナ放電か?
上部エレメントの500mmカットを決める(当初の定義通りとする)
上部エレメントを500mmカットし、先端に放電除け端子を圧着
上部エレメント長:3,040mm (短縮コイルは84回巻き)
下部カウンタポイズ:33m 2Fベランダ上に束ねて残りを屋内を通ってシャックまで伸ばす
RFチョーク以降の同軸ケーブル:初回と同じ(5D2V 60cm)
測定結果 F=1.810 SWR=1.22 Z=36 SWR_2>=1.800~1.820
ここで短縮コイルは84回巻きにて仕上る事に(自己融着テープで補強と防水) ここまではけっこう順調です hi! 一応MMANA.exeで追い込んだ値に当たるとも遠からずの結果が出てるような気がします、一旦バラシて保管して置きます
秋の本格設置へ進むことにします、MV-ANTの動作原理についてはよく理解できていませんが・・・hi! 夏場は、設置せず、涼しくなった秋に本格設置と調整を行うつもり、その際は、1.908のエレメント(上部のみでなんとかしたい?)も準備し差し替えながら運用する計画です
局免の変更申請(電波の型式をA1Aから3MAに)もしておいたのですが受付処理中にて結果待ち状態・・・多分一か月くらいは待たされるでしょうね・・・
果たして使い物になるか?、再び時期が来ましたら様子をここに記載するつもりです
コメント 0